ふちなしメガネ研究会 ふちなしメガネ〜アンダーすっきり加工


アンダーすっきり加工

レンズの縁をスッキリ見せる眼鏡技術者の職人技

アンダーすっきり加工とは

メガネの度数が強くなるとレンズの縁の厚みやウズが目立ちます。
セルフレームや幅広リムのフレームで、レンズのはみ出しは隠せますが、しかしそれでも
正面から見るとレンズの縁の白い線が目立ち、いかにも度が強そうに見えてしまいます。

実はレンズの加工の仕方で、正面から見た白いアンダーラインを最小限にすることができます。
名づけて「アンダーすっきり加工」と呼んでいますが、この加工方法でレンズを加工すると
フレームの下に見える白い切り口を少なく見せることができます。
ふちなしメガネでもアンダーすっきり加工を施すことにより、レンズの下側にでる
気になるアンダーラインを少なく見せることができます。

度数が強くなるほどアンダーすっきり加工の効果は大きくなります。


ふちなしメガネ アンダーすっきり加工例

レンズサイズ: 55□19 縦幅32mm  屈折率1.6
R S-5.0D L S-5.0D OCD67mm EP+2.0mmで加工





右レンズがアンダーすっきり加工、左レンズは通常の平加工

左右のレンズとも、度数はS-5.0D 屈折率1.6のプラスチックレンズを使用しての加工です。
レンズ下部の厚みは、中心部の最小2.5mm、外側は約5mmです。


面取り加工も最小にしていますので、左レンズの白い縁は面取りによるものではありません。






少し上から見ると、通常の平加工をした左レンズのアンダーラインが白く目立ちますが
右レンズのアンダーラインは、目立たずすっきり見えます。






さらに上方から見ると、左レンズのアンダーラインがさらに目立ちます。
右レンズのアンダーラインは、あまり目立たずすっきり見えます。



一般的に、このアンダーすっきり加工を実施している眼鏡店は大変少ないですし
こういった加工の知識がないところがほとんどです。

度数が強くなるほどアンダーすっきり加工の効果は大きくなりますが
弱度であっても、アンダーすっきり加工は効果的な加工方法です。

ふちなしメガネ研究会会員店では、ほとんどのメガネレンズの加工をアンダーすっきり加工で実施しています。

別途加工料金はかかりません。




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